地球の歩き方編集室 株式会社地球の歩き方 2022年
「変なホテル東京 羽田」には、2024年に創刊45周年を迎えた『地球の歩き方』とのコラボルームがあり、100冊の地球の歩き方が並べられているという記事を読んだ。以前はよく購入して持ち歩いていたが、最近はスマホのおかげで、この分厚い本を持ち歩くことは少なくなった。だが、東京の街歩きの本を手に取ってから、紙の本もいいなと思い始めていたところ、ホテルで知ったのがこの本である。
最初のページは、英国のロンドンである。ビックベンの前を赤い二階建てバスが走る絶景が本の冒頭を飾っている。やはり、みんな一度は見てみたい風景なのだなと思った。ロンドンで暮らしていた時は普通に目にしていた風景だが、今となっては本当に懐かしい。ビックベンは、ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の北端に立つエリザベス・タワーと言われる大きな時計塔で、1859年に建てられてから正確に時を刻み続けているという。その反対側には、ウェストミンスター寺院があり、テムズ川沿いに素晴らしい絶景が見られる場所だ。
イギリスのコッツウォルズや、フランスのプロヴァンス、ギリシアのサントリーニ島など、ヨーロッパの風景が続き、南北アメリカ、太平洋、アジア、中東、アフリカの絶景写真に、地球の歩き方から引用された言葉―「旅の名言」―が添えられている。「ここに絶対に行ってみたい」と思う風景や、「もう一度見てみたい」と思う風景など、見る人によって違ってくるのだろう。
自然もすごいが、人工物もすごい。パラパラとページをめくりながら、この光景を「この人と一緒に見たい」と思い描く時間が楽しい。


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