東京移住をして2か月たった。若いときに東京に来てずっとこっちで暮らしている中学校時代の同級生が、歓迎会を開いてくれるという。男性3人と女性3人。表参道のとてもオシャレなお店に集まった。居酒屋じゃなくてどこにするか、男性陣3人が事前にわざわざ集まって相談して、ここに決めたらしい。そんなささやかな思いやりが、うれしい。ひとしきり近況報告がおわって、娘や息子、孫たちのことになると、私たちの時代と生き方とか価値観が違うねーという話になる。
パートで早めに帰るときは、遅く帰る子どもの分まで夕食作って待ってあげたい。でも、「作りすぎ」「遅くなるからいらない」「先に食べて」と言われる。朝早く起きてお弁当をつくったら、「よけいなことはしなくていい」「今日はランチミーティングだからいらない」。お休みの日に窓を開けて新鮮な空気を入れてあげようと思うと、「部屋に入らないで」。これもあれもあったら喜ぶかなと買って帰ると、「自分のものだけ買えばいい」。大人だからとわかっていても、少し寂しい。そんな話で盛り上がる。
そんな時、「メール」が入った。「帰りに買ってきてくれたらうれしい ヨーグルト キボンヌ」。頼まれるのは、いいものです。さっそく、ヨーグルト売り場を隅から隅まで探すけど、みあたらない。別のスーパーにもない。帰って聞いたら、「キボンヌ」とは「~がほしい、~を希望する」という意味で、若者がネットで使う言葉とか。店員さんに「キボンヌどこですか」って聞かなくてよかった—。
「ワロタ」「ビジュ」「タイパ」まではわかるけど、「AI(エイ)る」「滅(めつ)」は、わからない。「美味しい」を「うま」とか「ウマー」とかいうのも気になる。「うま味(み)」とか「コクうま」とかいう言葉もあるから、感覚的にはわかる感じもするけど、一緒に外食するときはやめてほしいな。


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