外国語で観光案内の練習—まずはTOEIC900点以上!

観光ガイド
湯葉ラーメン

 東京の駅も街も、外国人観光客でいっぱい。ツアーよりも、家族とか友人グループとかの少人数が多い。いろいろな言葉が耳に入る。渋谷、新宿、東京といった複雑な駅構内でも、スマホと看板を見比べながら、行き先を選んでいる。他人に聞こうとする人は少ない。時間がかかっても、大きな荷物を持ったまま相談している。一人で大型スーツケースをいくつも持っているのもすごい。日曜日の午後に行った銀座のホコ天(歩行者天国)も外国人だらけだった。

 インバウンド観光の需要が高まる中で、通訳案内士や通訳ガイドが不足している。
 国家資格が必要なものからボランティアまでさまざまあるけれど、2018年に通訳案内士法が改正されて、資格がなくても案内ができるようになっている。ただし、資格があるかのように誤解される名称は使えないそうだ。
 多言語で日光を案内する研修があったので参加してみた! 新幹線から日光線に乗り換えて、ローカルバスで中禅寺湖に行くのだが、車内のあちこちに自分たちで来ている外国人観光客がいる。「そのカードダメ」とか「キャッシュ・オンリー」とか言われて、後ろに長蛇の列ができても気にしていない。いくら時間がかかろうとも、自分たちの主張を曲げずに交渉している。日本語の説明しかない場所でも、翻訳ツールで何とか理解できているみたい。

 海抜1200メートル以上の高地にある中禅寺湖は肌寒く、まだ桜も咲いていた。いろは坂には48の急カーブがあって、いろは歌「い、ろ、は、に、ほ、へ、と・・・ゑ、ひ、も、せ、す、(ん)」の文字の看板が立っている。眠り猫のお守りは、奥の院までいかないと買えない。16時過ぎると、ほとんどのお店は閉まってしまう。東照宮をつくるのに京都などからたくさんの職人さんを集めたから、湯葉がここでも食べられる・・・。ここでこれを説明してあげたらとか、事前にこれを言ってあげていたらというのがたくさんあって、研修はとても勉強になった。

 通訳ガイドの全国通訳案内士は超難関の試験、地域通訳案内士は自治体から求められる研修時間が半端じゃない。ウェブサイトには「退職後に人気」と書かれているが、40代~50代から準備する人の方が多いはず。外国人観光客はますます増えるから、TOEIC受験と研修参加を続けながら様子を見てみることにした。

いろは坂

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