ストレッチは欠かせない

ヘルス&ビューティー

 年を重ねるにつれて体が硬くなる。ジムに行っても、ストレッチをしても、目を覚ますと、体が硬くなっている。まず肩や腰が重い。そして、ふくらはぎや足先が固まっている。面倒だと思っても、血液やリンパが流れやすくなるようにと願いながら、まずは体を伸ばしていく。

 いきなり動くのでなく、水を飲みながら窓を開けて、新鮮な空気を入れる。朝早いと、東京でも遠くからお寺の鐘の音が聞こえることがある。マットを敷いて膝をつき、両手を前に長く伸ばしてから、片手ずつ脇の下が伸びるように体の重みで伸ばしていく。次に胸、腰。そして、上向きに寝て、両膝を立てて左右交互にバタンパタンと動かす。大腿骨の付け根や、両膝の裏側、足首、足の指の付け根など、血液やリンパの流れが詰まりそうなところを中心に柔らかくしていく。それからマットの上に立ち、両腕を上げて背伸びストレッチ。上で手を組んだまま左右の脇も伸ばす。両肩の付け根をグルグルと回し、前屈伸とスクワット…と続く。休日で時間があるときは、録画しておいたラジオ体操をする。

 YouTubeには良い動画がたくさんある。3分、5分、12分と時間で選んだり、集中したい体の部位で選んだり、初級者向けや上級者向けといったレベル別、ヨガやダンスを取り入れたストレッチ、男性や女性のコーチ、朝用・夜用・食事後など、ニーズに合ったものが選べて便利だ。めげそうになっても、画面から「もう少し、頑張ろう!」などと声がかかる。

 以前、中高年向けの太極拳教室に通っていた時、初級者クラスの大部分の時間が、まずはストレッチに費やされていた。30分くらいはたっぷり、ゆっくりストレッチ。しかし、これが結構きつくて、きもちいい。太極拳では体幹をしっかりさせないといけない。ゆっくりとした動きの中に、武道の防御や攻撃の型が入っているから、ビシっと気合を入れる箇所もある。中腰で動き続けるための筋力、曲線を描いて動くのに必要なインナーマッスル、片足を上げて動くバランス感覚など、実際の太極拳(8式、24式など)に入る前に、体を柔らかく伸ばしておく。

 東京に移住して4カ月。太極拳教室はいくつかあるが、時間が合わない。しばらくは、ストレッチの型を思い出したり、動画を見たりしながら、自分で続けることにする。

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